射出成形金型は、成形品を囲んで凸部と凹部に分割されます。
凸部はコア、凹部をキャビティーと呼び、
合わせたときの隙間に溶かしたプラスチック樹脂に圧力を加え充填します。
金型の中で冷やし硬化させ、取り出したものが射出成形製品です。
製品図を元に取数、ゲート位置、パーティングライン、型寸、型構造などの金型の仕様を決め、その後、CADで型図を作成します。
金型図面に従い、材料取り、研削加工、ワイヤー加工、型彫り放電加工、マシニング加工などの工作機械を使った加工を行い金型の形を作って行きます。
完成した金型各部品の寸法チェックをおこない、問題無ければ合わせ調整をしながら組み立てていきます。
組み上がった金型部品をモールドベースに組み込みます。
組立が完成したらコア・キャビの当たりチェックをします。
パート面の当たりが均等に出来ていたら完成です。
射出成形機に金型をセットし、諸条件をコントロールパネルから入力して、成形の試作を行います。